
秋月は手塚まにやを気取っていますが、火の鳥は読んだことがないらしくて、それじゃあ片手落ちだろ、とまずは黎明編。
いま読み返すと、猿田彦とナギがみょうにモーホーぽく描かれていてます。幼少のみぎりに感じた違和感の原因を手塚御大の中に見いだせたりしていろいろと収穫はありました(なんじゃそら)。この新しい萌えジャンルは、カントクが「それも小生だ」と言いだす前に商標登録しとくといいです。いや、それはともかく。
村をまるごと産もうとするヒナク。
ヨマ国を再生しようとするウズメ
そして一人残らず去っていく男たち。
人間は必ず死ぬけれども、死ぬその瞬間までは全力で生きよと励ます火の鳥
ヒナクもウズメも死の中から命を生み、再生を繰り返そうとしますね。
まあそれこそが火の鳥のメインテーマなんでしょうけれど。

自分もいつかは必ず死ぬけれども、死ぬまでに何を成すかが生きる意味なのだと。
そして自分もいつかは子を成し、育て、生命の再生の輪に加わること。それは永遠の生命を得ることに等しいのだ、と。
そんな妄想を抱く元になった作品です(笑)。
秋月が読んでどんな感想を持つのかは、なんか目に見えるような気もします。とにかく一番かこいいのは古代の次元大介こと超スナイパー・天弓彦だな。弓彦サイコー!弓彦かっこいい。サインくれ!
自分にも生きる価値があるのかな、などとふとした気の迷いにさいなまれている人などには特に、
オススメです!