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2012年10月01日

長野県スポーツ少年団ラグビー交流大会

長野県スポーツ少年団ラグビー交流大会 台風来襲との噂のなか、菅平のサニアパークDグラウンドで長野県スポーツ少年団ラグビー交流大会が行われました。

 なんかねー、低学年の子供たちに「一列に並んで歩くんだよ!」と言ったら、こんなふうに並んでます。

 おい、それは女子サッカーじゃないか、とみんなに笑われました(笑)。

 この大会には、南方の強豪チームも参加とのことで、秋月、ふつふつと燃えてます。このために何でもかんでもやってきたんですよ。あいつを倒せるのなら、ここで腕一本くれてやってもいいくらいの勢い。

 そんなに簡単に腕やっちゃ駄目だ―w

スクラムハーフ スクラムハーフに入っている千早。そのカメラ目線はなに!?

 千早は3番プロップのフォワード希望なんですが、何故かこのところハーフに入ることが多いです。

 やせっぽちだし、ハーフ向きな感じに見えちゃうのかもな。

スクラムハーフ 確かにトップリーグとか大学の試合をたくさん見ていて、ルールは3年生の割には判ってる方なのかもしれない。

 去年秋月がハーフ修行をした時にも、門前の小僧スキームでハーフのあれこれを覚えたらしいです。




スクラムハーフ 動きもそれっぽい。

 本人はどかんとまっすぐぶち当たりに行きたいんですが、今はポイントからポイントへと華麗に渡り歩く生活です。ハーフだって面白いよね。

 がんばれ千早。

 来年になって、秋月が父の手を離れたら、次は千早も鍛えてやるぜ。

サニアパーク はい、この人たち。
 毎度おなじみ高学年チームの登場です。

 今日は一体どんな戦いになるんですか?
 念願のファーストタックルは出るんですか?



高学年チーム 秋月、イキイキと動き回ってます。

 相手を倒したいとか、勝ちたいというのももちろんですが、強いところと試合をするのは純粋に楽しいようです。まあただのラグビー好きな少年なんだな。



体格の差 でっかい子。いました。本当にでっかい。

 これで本当に同じ学年なんですか。

 この子も普段はランドセル背負って学校に行ってるんですか。

 むう。


体格の差 必死の長野は3人使って止めに入ります。足りなかったらもう一人。もちろん相手もその意味はよくわかっていて、これだけ引きつけられれば、頭の上から隣にポンとパスするだけでそのままトライになります。「数的優位」ってやつ。

 体格の小さい子たちにとっては、大人とやっているのと同じ状態ですね。

 ううむ、判っているが止められない…
 
 流れが変わったのは、ハーフタイムに「相手にびびるなよ」と注意を受けていた2センのりょうちゃんが、後半早々とんでもないハードタックルをぶちかましてくれてからです。

 うーん、どうだろう、レフェリーは吹かなかったけれどあれは「危険なタックル」だったのかも知れない。ノーバインド(だった気がする)で相手には申し訳なかったですが、はずみでどかんと入ってしまいました。なんかすごい音がしたんですよ。見ている方も一瞬凍るくらい。双方大丈夫なのかと心配するくらい。

 でも、それを見たチーム全員にいきなりスイッチが入ったようです。みんなの目の色が変わりました。後半の動きははっきり変わっていました。こういうことってあるんだなあ。

 数回いい感じにつないだ連続攻撃もできて、ディフェンスもよかったです。後半の失点は少なかったんじゃないかな。

 毎回こういう感じに試合が出来ればいいなあ。

モールでターンオーバー 秋月はスタンドオフなので、密集に入りすぎるのはよくないのですが、長野の場合はノースタンドだろうがノーハーフだろうが関係なく、ポイントがあったら手近な奴がいくことになっています。

 なにしろそうしないとボールが出ないんですよ。FWとBKで分業できるほどの台所事情でもないので。

 ボールを持って走れば倒されて、倒されればブレイクダウンで負けて相手ボール。そういう状況が春から、いや去年からずっと続いてきました。

 ところが、この日はなんとラックでボールが取れたんですよ。

タックル 密集のサイドを抜けてきた相手のでっかい子を例によって二、三人がかりで倒します。

 密集後ろで待っていた秋月が近場にいたので、早速オーバー。



ラックでターンオーバー 相手も二、三人は入ってるみたいですが、おかまいなしにドライブかけて、まとめて押し返します。

 この辺りはスピードが命。力の強い奴が到着する前に、さっさと押しこんでスペースを稼ぎます。

モール 味方の救援が着く頃には、態勢を整えて押してくる相手に対して膠着状態に持ち込みます。下のボールはハーフ仕込みの足技でチャイチャイと後ろに送ります。

 のんびりやってるとアンプレイアブルでパイルアップ取られるので急げ急げ。

ラック ここまでくると、秋月なんてもうティアライトテープ巻いた指先とつま先しか見えません。お前一人で何人相手にしてるんだよ(笑)

 で、最後はオープンサイドのWTBまで投入です。

 お、これは出るのかな。

ラック でた!出ました!!

 連中がこんなふうにタックルで倒して、オーバーした上でターンオーバーする光景を見たのは初めてです。

 ほんの小さなワンプレー。たった一回取れたボール。試合の大勢にはそれほどの影響はなかったのかもしれませんが、一生懸命練習していままで出来なかったことが出来た瞬間です。大人たち大感動!これだから子供のラグビーは面白い。

 以前から、下のボールに反応しようとか、みんなで体を張ろうとか、責任感を持とうとか、基本的なことを言ってきましたが、いよいよ「ボールを出すには」とかそういう本質的な所を考えるところまでたどりついたような気がします。

タックルで負傷 張り切るみんなと一緒に、がんばってタックルしまくった秋月ですが、終了直前、このタックルで相手の膝が腿に入ってしまい、動けなくなりました。

 俗に言う「モモカン」という奴ですね。
 なにしろすげー痛さらしいです。

タックルで負傷 大抵のことは「やる!できる!」と立ちあがる秋月ですが、痛くて立てなくて、これはもう駄目だったようです。






負傷退場結局動けず、試合の最後を外から見ることになりました。

 秋月負傷退場のおかげで急きょスクランブル出撃することになった5年生の新人君は、実は入ったばかりで最後まで秘密兵器のはずでした。コーチに呼ばれると、目を輝かせながらグラウンドに入って相手にタックルしていましたが…

 大丈夫だったかな。

 試合は確か14-0で負けましたが(笑)、いい手ごたえを感じた一日でした。

 今回の大会は上田RSさんの主催でした。
 運営ご苦労様でした。とてもいい大会だったと思います。
posted by delta16v at 12:15 | Comment(3) | TrackBack(0) | 少年ラグビー
この記事へのコメント
結果はワンサイドですが、南方タイガース相手に良い試合出来たみたいですね。
皆のレベルが確実に上がっている様に見受けます。
ラックの反応も良いじゃないですか!
練習の賜物ですね。昨年の初試合はもっと差がついたような・・。
11月のアウェーで一泡吹かせてやれ〜!
Posted by 四男坊 at 2012年10月01日 14:34
一皮剥けましたねぇ。負けてしまったけど戦えた事を子供達も感じてくれてたらいいですね。

決して負け惜しみではなく、今の勝ち負けの一喜一憂は子供の未来にとっては取るに足りない事だと実は今回本気で納得出来ました。
大人は目先に走って、いかんです。

うちもいい経験をさせてもらってます。
Posted by パラモ at 2012年10月01日 18:53
>四男坊コーチ
相手から見えれば片腹痛いんでしょうけれど、出来なかったことが一つでもできるようになることは、とてもうれしいことだと思います。最初はどうなるかと思ったWTBくんのプレーにも注目しています。体張ってがんばっていますよ。

みんなでがんばれたというのが、一番うれしいですね。秋月も最後は負傷退場でしたが、思わぬ出番をもらった5年生の新人君はホントにうれしそうで、これもまた良かったなあと思いました(怪我もなかったし)。

最短出場記録を破られた2センのりょうちゃんはちょっと残念そう。

一試合毎に成長の成果が見えてきていますから、あと2試合、更なる向上を期待しています。

終わった試合についてはあまり語らない秋月ですが、
「途中からFBがいなくなったんだよ」
とニヤリと笑った秋月でした。その辺が奴にとっての成果だったかな。割とささやかです(笑)。

まだまだ追い込んでいきますよ。

>パラモ様
もう私なんか悟っちゃってますから(笑)。

「負けること許されぬこの身なれど、勝つばかりとは限らぬ」
なんて言葉もありますが(また漫画だw)、勝ち負けを超えて大事なこともあるんですね。

たまたま今年の長野の高学年はメンバー的に強くはないのですが、それでもできることをやりきることは大切だと思うのです。

写真で見ると、もう長野はカテゴリー違いくらいの体格差。君たちこびとですかというくらい小さい。リリパットアーミーです。でもちっこいのが大きい子を必死で止めてターンオーバーする姿は一見の価値はあります。

解散するときには残念に思う位、いいチームになって欲しいと思います。

最終戦のラストワンプレーまで、みんなでがんばろう!

次回は快速1センをもっと走らせてあげたいですねー。
Posted by delta16v at 2012年10月02日 08:29
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