松本駐屯地には、第13普通科連隊が駐屯しています。私は知らなかったのですが、山岳レンジャーとして、かつては冬戦教や一空の空挺レンジャーと並び称される精鋭部隊だったとか。
陸自のイベントというと、総火演が有名ですけれど、私も普通科のイベントに展開したのは初めてでしたので、いろいろと新鮮でした。
何がびっくりかというと、まずはサバイバルゲーム系のコスプレ人がいたことです。空自ではあんまりみないよなあ。軍装も微妙で、なんだかストリートファイターのベガみたいな軍服の人がいましたが、あれはいったい何がモチーフなのかなあ。
来賓挨拶では、県知事閣下始め、与党野党ともに政治屋のみなさまもお出ででしたが、やっぱりG民党のひとびとは元気が良かったです。
髭の隊長こと、佐藤元一佐もお出でで、有名人の登場にちょっとびっくりしました。
ヘリコもUH-1、UH-60、OH-6、CH-47と四機登場。
北アルプスを背景にバンクしていく機体は、やはり魅力的です。
松本地方はちょうど桜が満開。
今を盛りと花開いていて、ヘリコのダウンウォッシュでも吹き飛んだりしませんでした。
ど根性さくら!
武装を使うよりも、装備をうまく使って人を助ける訓練展示。
これだけ「救助」を表に出してくると、ここは国際救助隊なのか、という気もしてきますが、昨年の震災での経験はまだ記憶に新しく、J隊の存在理由の大きなひとつとなっているもようです。
ヘリコプターはメインローターのブレが大切で、下手に1/2000位で撮ってしまうと、完全にローターが静止してしまって、空中にぶらさがっているようにしか見えません。すごくカッコ悪いです。
今回いろいろ試しましたので、一応備忘のためにデータを書いときます。
1/60だとかなりいい感じです。でも今度は被写体がぶれてきて、機体がボケボケになってきます。この辺は腕次第。高速連射に入れて、運を天に任せて連射するのも手。
1/30〜1/15だとローターは回転面として写ります。というか、距離によっては消え去ります。でも機体は完全にブレブレです。
最近ですとIS付きのレンズが主流ですから、防震効かせて1/125〜1/60あたりで数を打ちまくるといいのかもしれませんが、私のはサンニッパも70-200/2.8もISなんて便利機能が出る前に揃えちゃったレンズだもので、色々と大変です。
そもそもヘリコイベントでレンズ交換するとチリが入ります。すごい風だし。たいてい草っぱらだし。油断すると埃が大量侵入するのです。
それでもEOS50Dの方はまだいいのですが、センサークリーニングのないEOS20Dには致命的。レンズ交換なしで撮影できるようにプランニングしとくべきです。
しかもTvを1/60とかで空に向けると、レンズがかなり絞られますから、センサー上のダストが見事に結像するのです。
ダストオフ!おねがいプリーズ(なにそれw)。
機体が斜めにバンクしているときなどが効果的。実に躍動感のある写真が撮れます。
一度、お試しあれ。
それでもFH-70が尾栓を開けているところなんかは物珍しいので、ばしばし撮っちゃいます。
クレーンゲームのようです。なかなか一発でつかむのは難しそう。
12.7ミリのM2は大戦中に米軍機に搭載され、多数の日本機を撃墜したことで有名です。そんなもんで地上を撃ちまくるんだから、恐ろしいですね。
その頃から構造的に変わらないまま21世紀の今日まで使われているのですから、どれだけ完成度の高い機関砲だったのか。
ちょっと振り回させてもらいたかったのですが、銃架に固定されていました。残念。
担架にくくりつけられたまま、上から釣りおろされる患者、とかすごい訓練でした。
でもやっぱりレンジャーなんだから、レンジャーらしく、蛇やトカゲ食うところとかそういうすごい訓練を見たかったような気もします。
「災害救助」が大きな任務になっているのだなあということを実感した駐屯地祭でした。
楽しい一日でした。
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ヘリコはローターが撮影のポイントと言われて気付いたですよ。
最近はヘリコ方面はちょいとお休みだけど、見ると胸が踊るね。
お疲れさまでした。
ヘリコ、難しいですねー。
固定翼のジェット機の方がずっと楽です。
C-130なんかも油断するとプロペラが止まっちゃうので、気を付けないといけませんね。
これから雑誌なんかでローターがぶれているヘリコの写真を見たら、カメラマンを褒めてあげてくだしあ。