WINDロケット実験は、地球と宇宙の境界領域である熱圏と呼ばれる領域の大気を調査する実験です。熱圏領域内にある地上100km〜300kmの地球大気は、気球到達高度よりかなり高く、衛星軌道よりは低いため、観測ロケット以外での直接観測が極めて困難な領域です。という実験がおこなわれるそうです。まさに宇宙花火。
ここに1機の観測ロケットS-520-23号機を飛ばし、ロケットから計3回リチウムという元素を高温蒸気として少量放出します。リチウム蒸気は上空に届く太陽の光を受け、共鳴散乱という過程で赤い光だけを散乱し赤く光ると予測されます。この発光領域の動きを地上光学観測により追いかけて、遥か上空の希薄な大気における風の振る舞いを調べます。
先日の月食はアレでしたから、今度は晴れてほしいなぁ。
☆ 第1回リチウム放出予定時刻 2007年9月2日(日) 19:26:13 JSTという予定ですが、もちろんロケットなので(笑)遅延順延ありまくりだと思います。楽しみに待ちましょう。
☆ 第2回リチウム放出予定時刻 2007年9月2日(日) 19:26:53 JST
☆ 第3回リチウム放出予定時刻 2007年9月2日(日) 19:27:34 JST
どうも満月くらいの大きさにぼわっと三回光るらしいですよ。えーっと長野からだと南南西の方を見ていればいいのかな?
JAXAのサイトみてもよくわからないので、asahi.comの記事にもリンクしておきます。
asahi.com:「宇宙花火」西日本で見られるかも JAXAなど実施へ - 関西
asahi.com:宇宙花火のリチウム放出実験、9月2日以降に延期 - 宇宙探査
見逃せませんねぇ〜
でも街灯かりから離れないと難しいかも知れませんね。
今回使われるというS-520ロケットは宇宙科学研究所系の固体ロケットなので、割とすんなりあがるのではと想像しています。
あとはお天気次第でしょうか。
長野からじゃ見えないかなぁ。