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2007年06月14日

スクラムジェット、燃焼試験中!

地獄の穴? 「X-51A」超音速エンジン燃焼実験の画像で、スクラムジェットの燃焼試験の様子が紹介されていました。

スクラムジェットというのはSCラムジェット、すなわち超音速燃焼ラムジェットのことです。Wikipediaによると、
超音速燃焼(Supersonic combustion)を行うラムジェットエンジンである。ラムジェットエンジンとの違いは、エンジン全域で超音速が保たれる点にある。インテイクから吸入された超音速の大気は、超音速のまま燃焼機に導かれ、超音速燃焼がなされ、燃焼ガスが超音速でノズルから噴射される。このように吸入から排気までのエンジン全域にわたって、作動流体が音速以下に減速されることがないため、広いマッハ数域で高いエンジン性能が維持される。スクラムジェットエンジンは、マッハ5程度から、理論値の上限であるマッハ15までの広い速度域での利用が期待されている。機械的圧縮機によらず、動圧で圧縮が行われる点から、広義のラムジェットエンジンに含まれる。
というものです。要するに筒の中を超音速の空気が流れ、自然に圧縮される空気の中に燃料を吹き込んで燃やす、と。ファンなどを内蔵しないため、いくらでも速度があげられるとか(嘘?)。

 ちょっと風が吹いただけでジッポも消えちゃうのが現実なのですから、超音速の風の中で燃焼を維持するのがどれほど大変なのか、想像すらつきません。

 往還機(要するにスペースシャトル)やSSTのエンジンとして期待されているそうですが、もう燃焼試験なんてやっているとは知りませんでした。

 #世の中、不景気なんて嘘よ!(C)セラ姉貴

 もうちょっとするとエアブリージングエンジンで、第二宇宙速度まで行けちゃったりするのかなぁ。TRICKSTER改めスカイナイトまで、あと一歩か。

 ところで、この燃焼実験、風洞の中でやっているのでしょうか。普通、超音速の風が吹いている所って、ないですよね。
posted by delta16v at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 飛行機・ミリタリー
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