毎日小学生新聞に歴史のまんがが載っているのですが、昨日のネタがあまりにも目に付いたので、ちょっと注目してました。
坂本龍馬の酒癖が悪かったので、中岡慎太郎と酔っぱらって喧嘩になり、相撃ちになったのが龍馬暗殺事件の真相だったというネタ。
まあ死人に口なしなんで、どう侮辱しても本人からのクレームは来ないんだろうけど、これはちょっとひどいよね。子供は活字になったものには敬意を払うように教育されているので、信じる子もいるかもしれません。
今日の分を見てみると、「これは歴史に埋もれた真実である」と断言したコマの次に「ここでクイズです。これは本当である、この話はウソ八〇〇である」とかフォローしてますが、どうなんだろう。あまり面白いネタでもないし、歴史ファンとしてはちょっとショックな作り話でした。
もともとこの連載は「なんだか品がないなぁ」と思ってみていました。単に下ネタとかナンセンスとかそういうだけじゃない、何か読んでいてやるせない感じがする作品です。
その昔のドリフですとか、「トイレット博士」ですとか、相当に下ネタで下品だったわけですが、不思議と「品がない」という感情を覚えた記憶がありません。うまく言語化できていないのでこういうのが作品における品格の基準だ、と明言は出来ないのですが、やっぱりそこは「エスプリとユーモアの違い」なのかな。自虐の笑いと他者を叩く笑い。うーん、どうなんだろう。「下品だけど品のある作品」てのも私の中の評価では「あり」なのです。
どうにもうまく言語化できていないのですが、今のところ、心の中の妖気レーダーが時々反応することがあるので、なにかしら自分の中ではそれを判断する基準とか閾値がある様です。
これからも掘り下げて考えてみたいテーマです。
ひとつ、グリグリやっちゃいましょうかね (~_~)
一晩考えましたが、やっぱり納得がいかないので。
大人がむきになって食いついていくような話じゃないと思いますけどっ!(^○^)