行きたいところはいろいろありましたが、私としては実はまだ乗ったことのない都電荒川線を攻めてみたい、ということで、今回は東京北部の探訪がテーマです。
私も東京生まれではあるんですが、世田谷の方のイナカもんなんで、もんじゃ焼きとか食ったことないし、北の方はあんまり行ったことありません。そりゃもうワクワクです。
到着すると折よく9001号車がいましたが、わー、かんどー!と写真を撮りまくっている間に発車して行ってしまったというこの馬鹿。
乗り成分と撮り成分を併せ持っている鉄の人は、いつもこういう身を引き裂かれるような思いをしているのでせうか。こういうことがザラにあるから彼らはきっと自らを「乗り」とか「撮り」と規定して、割りきることにしているんだろうなぁ。
ということで、あらかわ遊園に途中下車。
我が家、東京までいって、寄る遊園地があらかわ遊園ですよ。ファミリーコースターが異音だして止まっていたのは残念でしたが、子供たちは大喜び。すばらしい、あらかわ遊園最高!断じてネズミーランドなんかには行きませんよ。
目の前に隅田川がまるみえですが、あらかわ遊園なのに荒川じゃないんだねーときっと大勢がツっこんでいるであろうネタで盛り上がる我が家。
私も知らなかったのですが、ここに水上バスの乗り場がありました。日によって運行しているらしく、この日は走ってなくて残念。こんな上流の方にもいるんだなぁ。いつか乗ってみたいです。
子供たちは釣り堀してーとか言ってましたが、時間もなく、釣ったのを長野まで持ってくのもアレなのでそれは却下。
これは観光用ではなく、昔からあったマジもんの駄菓子屋の感じがしました。
入るよ、そりゃ。
妖怪けむりはふつー買うでしょ。あとロー石ね。三本もいらないんだけど、三本セットだ。
あとかんしゃく玉。これ、製造終了なんだって。これが最期の在庫だそうです。人生最期のかんしゃく玉ということで、ありがたく二つ頂きました。
しめて430円。千円札だしてお釣りもらいましたが、俺もついに駄菓子屋で札ビラを切る身分になったんだぜ、とうちゃん。そして伴よ。
途中、桜満開の飛鳥山公園を散歩しようかと思っていたのですが、公園も車内も恐るべき人口密度。降りられずそのまま運ばれて行きます。
それにしても路面電車のくせにお客満載で王子駅前のタイトコーナーを攻めた上に、この急坂をガンガン登っていくってのは、やっぱすげぇよ、荒川線。
電車も一旦停止して、「左手をごらんください」とアナウンスが入ります。信号待ちで止まっているだけなのかもしれないけれど、いいサービス。心が温まります。
ちょうどお昼になったので、停留所のまんまえにある洋食屋「一乃瀬」でごはんです。
学生向けの価格なんだろうけどすごく安くてたくさん。しかもおいしい。おっちゃんに注文出すとメモなんかしないであいよーと作ってくれます。しかもレジに行くと暗算で値段いうし、プロの定食屋だなぁ。素晴らしい。また行きたいです。
ということで、荒川線乗車の一席でした。
のんびり一日散策いいなぁ。
電車では、のんびり散策楽しめますが、バスじゃそんな気分にならないのが不思議です。
荒川線は400円で乗り放題チケットが買えましたので、時間さえあればこれで一日楽しめますね。
一乃瀬さんのハンバーグ美味しいのでまた食べに行きたいです。
沿線に生活感があっていいですね。
今回は一日フリー切符買いましたが、あまり乗り降りできなかったので、またいつかチャレンジしたいなあ。
とげぬき地蔵とか鬼子母神とかもあるし。
手塚治虫の墓参りもいつかしたいです。
一乃瀬のおっちゃんのファンになりました。