「Keep It Simple ,Stupid!」がその意であるそうで、日本語にでいうならば「アホ、シンプルにしとけ」くらいの語感でしょうか。最期の「Stupid!」にすごく味があると思うのです。
wikipediaによりますと、
この言葉は、ロッキードスカンクワークスの技術者のケリー・ジョンソン(en:Clarence Johnson、U-2やSR-71などの開発者)によって造られた。という魅力的なケリー・ジョンソン由来説が載っていますが、英語版のWikipediaにはWWII当時の陸軍由来説というのも載っていて、もしかすると40〜50年代に於いては一般的な教えだったのかもしれません。裏を取りたくてベン・リッチーの「ステルス戦闘機―スカンク・ワークスの秘密
この言葉は一般には "Keep it simple, stupid"(シンプルにしておけ! この間抜け)と解釈されるが、ジョンソンは"Keep it short and simple" (簡潔・単純にしておこう)と解釈していた。この言葉にはエンジニアを馬鹿にする意図はない。
この原則の実例として次のような逸話がある。ジョンソンが設計チームに一握りの工具を手渡して、平凡な整備員が戦闘状況で、この工具だけを使って修理ができるようなジェット戦闘機を開発しろと課題を出したのである。
ソフトウェアにおいても、仕様追加や修正作業で必ずシステムは複雑化しますから、設計に於いて同じ動作をするならば、シンプルな仕組みにしておくのが一番です。
管理運用面もまた然り。
そういえば、キヤノンのシンプルな一眼レフカメラ、EOS KISSの語源はKISSの原則、と聞いたこともあります。まあさすがにカタログにStupid!とは書けなかっただろうけどね。