児玉研司氏はあのガチャピンで有名な日本テレワークのディレクター。しかも民間人にしてF-15の搭乗時間記録が100時間を超えるという空撮のプロです。
10年前に100時間突破とは、最近ではどれほどまでに記録を伸ばしているのでしょう。F-15などは大抵一時間程度のミッションでしょうから、少なくとも10年前の時点で100回はミッションをこなしているということですよね。すごいなぁ。うらやましいなぁ。
以前もふとしたことで児玉氏の話になったのですが、そう言えばいつぞやの航空ファンで特集されておったなぁと思いつつもずっとそのままにしてました。どの号だかわからんのよ、資料の山で。
さて世はネットの時代。思い立って「児玉研司」でぐぐってみるとなんとSF作家の小川一水氏のWebSiteがヒットしました。それによると児玉研司氏の記事は航空ファン99年5月号である由。そこまでわかればわけはないのである。
取り出してみて該当の記事を見てみましたが、取材されたのは航空カメラマンの瀬尾央氏。さぞや盛り上がった取材なのだろうなぁ。
児玉氏がSF作家にして日本テレワーク社長の野田大元帥こと野田昌宏氏(ガチャピンのモデルねw)の目に留まって入社した経緯は小川氏のWebSiteの通りですが、
「おまえを社長から預かることにした」
といってついた先輩が簾畑氏、というくだりがぞくぞくします。
SFファンにとって古矢、簾畑と言えば、銀河乞食軍団いやさ日本テレワークになくてならぬ敏腕ディレクターなのです。簾畑Dや古矢Dにしごかれ、一人前のTV人になっていく様子は瀬尾央氏の文章というよりもまるで野田大元帥が乗り移ったかのようです。
胸にしみる言葉があります。
「今、たしかに戦闘機のビデオ撮りなどをしているけど、およそ無関係な仕事をし、足払いを何度もされてシゴかれてきたことが、今やりたいことをやれる基盤になっていると思う。そう思えるようになったのは5年ほど前からですかね。いくら先鋭的でも、マニア的カメラ小僧でなくてよかった、幅広く何やらバランスのとれた育て方をしていただけたな、と思っています」
ただやみくもに憧れているだけのワナビの心には、突き刺さるようなセリフだと思います。
航空自衛隊浜松広報館の展示映像全般は児玉氏の手になる仕事だそうです。
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いざと言うときにチカラを出さねばならんのですが、順風満帆で育ってきた子は簡単につぶれます。
瀬尾さんは大利根あたりでよくウロチョロしてますよ。
http://www.tp-airworks.com/ky/tokyobay2.html
瀬尾氏、この空撮はグライダー関係でしょうか。結構遠くまで飛べるんですね。
とても好みの写真です。
私空撮って実はあまり好きじゃないんです。
(意外でしょ)
だって肉眼で見たほうが何千倍もいいと思うから。
いや、わかるなぁ。