こわがりでホラー耐性が低いので、どうかなと思いながら恐る恐る読む。
なんだ、ぜんぜんなんともないや。大丈夫大丈夫。「イリーガル・エイリアン」の方がげちょげちょだったかな。
ネタばれはあれなんですが、怪獣もの、特撮ものへのリスペクトにあふれた作品です。主人公がなんたって「諸星隼人」ですよ。モロボシで隼人。セブンでライダー。
あとデビルマンとウルトラマンとマジンガーZと、盛りだくさんです。
小林泰三ってのは、「天体の回転について」とか「海を見る人」とか、SF方面から入ったので、あまり抵抗がありません。ホラーシーンも割と乾いた感じだったと思います。
いくつか書いておきたいことはありますが、「人間もどき」として登場する人間のコピーには泣かされました。「多分、三人目」どころではなく、同じコピーが多ければ何百万も存在し、それを一人一人の「人間もどき」は他の個体とは独立して存在しているという設定。それぞれの「人間もどき」に本人にとってはただ一度の生命、それも限られた期間の生命が与えられています。自分が劣化コピーであるという認識に至る「人間もどき」もいるそうですから、悲しいですね。
でもなんでこんなに分厚いんだろうかな。もうちょっと削れないのか。
あとがきで「ウルトラマン」にまったく言及していないのが不自然で面白かったです(笑)。
って意味だと思ったわよ。
Anonima Lombarda Fabbrica Automobili
すなわちロンバルダ自動車工業株式会社はAlphaでなくALFAですので、お忘れなく頂きたいものです。ロンバルダ自工、がんばれ!
OMEGAはΩって自称していることあるのかなー。
「アルファであり、オメガである」
というフレーズはあちらの文学ではよく見る表現ですが、日本風に言うと、「阿」から「吽」までの仁王像的発想なのですかねー。
そう云えばスピマスのプレクシ風防には、
よく見ないとわからない位薄くΩマークが入ってるんですよね。
スピードマスタープロも、そのうち買っとかないといけないんですが、値段ぐんぐんあがっちゃってー。