WW2時代、というか単葉レシプロ時代のハイスコアは352機のルフトヴァッフェのエーリヒ・ハルトマン。これは多分今後も破られることのない、史上最高の撃墜記録でしょう。
この辺までは一般教養ですが、では超音速ジェット時代のトップエースは、と聞かれると、ちょっと即答できなかったりします。
私はつい、ランディ・カニンガム!と答えてしまいましたよ。違うってば。
他にもフォークランドとか、湾岸とかいろいろな戦場を考えましたが、一番の激戦地を忘れていました。
そう、IDF/AF、名にしおうイスラエル空軍です。ミドルイースト、中東だよ。現代においてもっとも実戦経験をもつ軍隊。忘れてたなぁ。
超音速ジェット戦闘機乗りで、最も多くの敵機を撃墜したエースパイロットは、一体どこの空軍の誰でしょうか?ずっと昔ダン・マッキノンの「あの原子炉を叩け!
タイトルがギオラ・イプシュタインなんだから、そいつがトップエースなのに決まってんだろ…。と、冷ややかな答えが返って来そうですが、そのとおり。ギオラ・”ホークアイ”・イプシュタインが正解です。
リヒトホーヘンやハルトマンは知ってても、イプシュタインを知らないかった人は多いのではないでしょうか?
それにしても、イプシュタインです。二日で8機、一週間で12機撃墜って、それどこのエリア88?っていう戦果。しかもガンでの撃墜が多い。ほとんどDEFAの30mmだし。88でもトップクラスの腕前だなー、きっと。
イプシュタインの”ホークアイ”という通り名は、ビジビリティが良好な場合は20マイル(37km)先の戦闘機を目視できた事に由来します。目の良いパイロットの中でもトップクラスに目が良かったのです。ということですから、やっぱり目がいいのがパイロットの基本なんでしょうねー。
愛機がミラージュというのも、シブいです。
ということで、勉強になりました。(下)の巻が楽しみです。
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レーダーデータリンクの昨今、流れ作業の一環としての空中戦が主流なのかな?とも思います。
相手がこちらに気づく前に仕事が終わっているという段取りには、なかなかいかなくなってきていると思います。
アタクシは連れて出た僚機は1人も欠けることな帰還する、っちゅう気分(気分だけね)で仕事やっちょります(カッチョエエみたいでしょ)。
羽田のレーダーレンジに厚木の海軍機は割とくっきり写るとか、F-22はちっとも見えなかったとか、そういうのってあります?
や、F-22は来たことないか(笑)。
>アタクシは連れて出た僚機は1人も欠けることな帰還する、っちゅう気分(気分だけね)で仕事やっちょります(カッチョエエみたいでしょ)。
そういう隊長のウィングマンになりたし!
余談ですが、こないだ平成ガメラを見ていたら、長崎空港の制服の管制ねーちゃんが、スコープに映るギャオスのコンタクトを見ながら
「鳥?これが鳥ですか!?」
と問い返すシーンが、激しくツボにはまりました。