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2009年05月09日

図書館警察

図書館警察 「図書館警察」読了。

 某所でこの本のあらすじを知った時は震えましたよ。図書館から本を借りて、期限までに返却しないと「図書館警察」が来るんです。これはこわい。こわいよ。メガフォース一個中隊に攻め込まれるよりこわい。

 図書館だけの話じゃないと思うんだけれど、心の中になにか「滞納」とかそういうものに対する強いコンプレックスがあるのです。それはルーズで馬鹿だった子供時代に対する後悔の念もあいまって非常に強いものであり、また日常の生活のなかでは記憶の底に強く封印されたものでもあるのです。

 図書滞納だけだったらまだしも、たとえば滞納した揚句に紛失しちゃったり、教科書をどこかにやっちゃって、「下」をもらうまでの半年間ずっと途方に暮れていたり、机の中でバナナを腐らせて、手前に物を詰め込んだまま引き出しが使用不可になったり、同人誌のリレー小説を受取ったまま、なくしてしまって二度と例会に顔を出せなくなったり、子供時代にはいろんなトラウマが発生しがちなものなのです。ええ、ええ、今でも夢に見ることがありますよ。

 そんなコンプレックスをあからさまに攻撃してくるスティーブン・キングってのはやっぱりホラーの帝王だと思うのです。目の付けどころ鋭すぎ。

 読むに従って普通のキングふうホラー小説になるのですが、やっぱりこれは発想の勝利ですね。

 文庫も出ているようですが、今回はわざわざ図書館から借りてきて読む、という無茶をしてみました。読後、司書の人が怖くなっちゃって次回からどうやって図書館に行けばいいんだか。えーっと返却は来週の土曜日までだったな。

 表紙の絵、ブキミ星人だなぁと思っていたら、あの「少年探偵団」シリーズの表紙を書いていた藤田新策氏でした。怖いわけだ。

 
posted by delta16v at 11:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌
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