黄色い零戦 | 日々雑感IIでも楽しみにしていた、宮崎駿監督、宮さんの新連載「風立ちぬ」が載っています。「妄想カムバック(1)」なんだって。
「風立ちぬ」というと普通は堀辰雄の小説を思い起こすべきなんだろうけど、我らアラフォー世代wだとどーしても聖子ちゃんの「さんよなら、さんよならん、さんよんなんらん」の方の「風立ちぬ」を思い出してしまうのである。
例によって、水彩の美しい絵です。本当に絵がうまいな。書き文字も気合が入っていて、脱字にはよこから括弧で字を足す勢い。修正なんかする気はさらさらないんだな。
堀越二郎の話だと思ったら、いきなりイタリアのカプロニー社の話から始まる。相変わらず変態だ。しらねーよ、だれも。サボイアマルケッティあたりがいいとこでしょ。でもカプロニー。はい、私も知りませんでした。さすが宮さん。というか、カプロニー社って本当にあったの?と「高射砲塔」でだまされた私は心配になったり(笑)。
カプロニーおじさんと話している子豚は、宮さんの自画像と思っていたら、これが堀越二郎でした。おお、大人になっても豚のままなのかなー。
「風が立った」ところで先読みするのも無粋だが、結局、軍部の要求を満たすこと、すなわち顧客の要求のためには、自分の作りたい航空機の理想像を殺してでも、ありきたりな機体を作らなければいけない設計者の宿命、また自分の理想の航空機が、顧客の要望と合致した時の幸福、というのを、映画監督としての自分と重ねちゃったりする展開なのだろうか。まさかね。
最近の宮崎映画=顧客のニーズにあった売れる映画で、しかしあんなものは自分自身が作りたい映画なんかじゃ断じてないのだぜとか、美しくなくても商売になるものを作らされている自分の悲哀ってのを堀越二郎に乗せて、とか。そういう超展開を一瞬想像してしまいました。うひー。
この先読み馬鹿、そんな展開するわきゃねーだろ、と否定して誰か頼むお願い。
「紅の豚」の続編「ポルコ・ロッソ、最後の出撃」は、どうにかして見てみたいものだなぁ。どっかの金持ち、宮さんに2、3億くらい出資してやってくれよ。
(23/10/19追記)
宮崎駿「風立ちぬ」映画化? | 日々雑感II
なんでタイトルが「風立ちぬ」なんでしょうか。
この先、明らかにされるのか。
コメントありがとうございます。
宮崎駿監督は、宮崎アニメを作っているよりも、漫画描いている方がずっと面白いし、ご本人も楽しそうに見えます。
いろいろな事情はあるのでしょうけれど、そろそろ好きなことをされてはどうかと、余計なお世話を焼きたくなってしまいます。
「風立ちぬ」烈風の件で長野に疎開してきて、いろいろ起こるとか(いや、それはないですね)。
こっちのほうが、最近の宮崎アニメより面白いですよね、、。
堀越さんでも、やっぱりキャラとしては、ブタの表現になってしまうんですね、、。
堀越さん自身は、零戦より、自分にとっては、
96式艦戦のエポックメイキングだったと
言っておられましたが、
今後どうなるんでしょう、、?。
コメントありがとうございます。
indi-bookさんの「黒宮崎」「白宮崎」論は大変興味深かったです。
一般的には「白宮崎」の印象が圧倒的なのですが、やっぱり「宮崎駿には裏がある」ということを知って付き合うのが、楽しいと思うのです。
結局は「表裏一体」ということになるのでしょうが、そんなに簡単な「ふつーにいいおじさん」なんかじゃ決してねぇぞ、と。
保育園のおかーさんたちは、だまされている、とまでは言いませんが、あれは宮さんの一面でしかないということをぜひ知ってもらいたいです。まあ、そんなところも含めて宮さんには魅力があるのですが。