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2009年01月19日

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

風の邦・星の渚 レーズスフェント興亡記 「風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記」読了。

 14世紀ドイツ。とある騎士がレーズスフェントという片田舎の辺鄙な村を、帝国自由都市にまで育てる話。

 小川一水氏は、私にとって今のところ、出れば内容問わずに読む作家になっている。が、今回いきなり中世ドイツにまでぶっ飛んだのには驚いた。本当になんでも書くな。

 話は面白くないわけではないんだけど、どうにもSF色が薄くて乗りにくい。なんで突然、中世なんだろうなぁ。頭をよぎるのは「ヴィンランド・サガ」か、「シムシティ」か。いや、小説としてはずいぶんおもしろいんですけどね。タイトルもちょっと謎っぽい。続編があるのかなぁ。一番かっこよかったのは、冒頭のプロローグに出てくるユリウス・カエサルでした(笑)。

 表紙は出来ればなんとかしてもらいたい。村田某とかいう人は、ラノベの表紙とかでよく見かけるような気がするんだけど、後ろの方のああいうユーフォリアな表情って、受付けにくいのです。鶴田謙二ってわけにもいかないでしょうけれど。

 いろいろな人が言っているけれども、SFというよりは、仮想歴史ものといえばいいんでしょうか。どこかできっとメッセンジャー・オーヴィルが出てくるに違いない、と狙って読んだあなたは立派な小川一水マニアw

 ところで小川センセー。宿坊とは、もともと宿屋ではなく、お寺に人を泊めている場所です。あれは宿屋ではなく、お寺なのです。ちゃんと坊さんもいます。
 教会もなく、聖職者もいない中世ドイツの片田舎に「宿坊」があるなんてのは、ちょっとおかしいですよ、カテジナさん。「旅籠」くらいでよかったんじゃないんでしょうか。「指輪物語」っぽいし(笑)。

 



posted by delta16v at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌
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