著者の湯口公氏は元航空自衛隊のF-15パイロット、俗に言うイーグルドライバーから転身されたブッシュパイロットです。サイトはALASKA大自然とアラスカの大空。
ブッシュパイロットというのは、アラスカやカナダで、フロートをつけてやたらと荷物や人を運んでいる生活パイロットというイメージがあります。それはそれで「空を飯のタネにする」という意味で素晴らしい生活だとは思いますが、湯口氏は飛ぶこと自体を楽しむのが目的で、お金儲けとは別の方向で考えておられるようです。んー、どっちもグレート。
あの辺に降りてみるかと上空から見当をつけて、そっと降りてみる。そんな着陸ができるのがブッシュパイロットの特権。むかしリンドバーグですとか、バード少将ですとか、ファントム・F・ハーロックですとか、そういった華麗なるヒコーキ野郎にあこがれたクチには堪えられない楽しさです。
そういえば以前、カブのイサキ | 日々雑感IIのコメント欄で、SSNあじしお様が言っておられたAviat Husky、あれがこれなんですね。タイヤ、でけぇ。
それにしても推力20トンのイーグルから180馬力のハスキーかあ。すごい転身だなぁ。
漫画の中の飛行機ばかり見ていて、零戦なんか1000馬力級でショボっちぃし、2000馬力ないからヘルキャットやP-47なんかにコロコロやられちゃって全然ダメ!と小学生の頃から思っていましたが、こうやって180馬力のハスキーからすると、T6テキサンだって600馬力もあるヘビー級のレシプロ機ですよね。改めるべし、認識ッ!
読んでいて、Bow氏の「毎日が単独飛行
圧巻は、北極海へ向けてのアラスカ横断飛行。地球上とは思えない、信じられない光景が眼下に広がっています。こんなところがこの地上にあるのかぁ!!
一緒に写っているのは、新谷かおる氏の言う、「くだけてしまった夢のかけら」だったりw
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IFRでさえ「ちょおっとイヤ」みたいな所を平気でVFRで飛び出しますもん。(平気じゃないだろうけど膨大な経験の中から「絶対大丈夫」の自信を持って飛ぶんでしょうな)
人生の残り時間は積んでいる燃料分だけ、その間に決着つけないと先は無い、ってのはステキですわ。
風と流れのある川でツインオッター水上機をバックで車庫入れしてるのを見ましたけど、感想は「すげ〜、自動車みたい」ですた。
作中にもありますが、やっぱり残存燃料の計算が命なんですね。雪風には、「パイロットってのは平均台を全速で走りぬけながら、暗算で割り算ができないといけない」とよく言い聞かせています。
えーっと、ツインオッターってプロペラ機ですよね。バックするときはペラが逆転するんだと思うんですが、バックギアがあるんでしょうか。それともエンジン自体が逆転?それかピッチコントロールで推力を逆にしちゃうとか?うーん、謎が尽きませぬ。ジェットならばスラストリバーサ使うんでしたっけ?ブレーキのときだけなのかなぁ。
けっこうでかそうなのに車庫入れ出来るほど小回りがきくものなのですね。
プロペラ機がエプロンでくるくる回っているのはあれ、ラダーで回っているんですか?ノーズギアのステアリングなのかなぁ。水上機はフロートに舵がある、とか。
固定ピッチプロペラ装着の水上機でポンツ−ンに着けるのもアクロバットですぜぃ。
流れと風と惰性を読んで適当なところに向けておいてドア開けてフロートに飛び降り、もやいを拾って・・・
エプロンで曲がるのは首輪のステアリングと左右ブレーキの踏み分け、尾輪式なら一杯踏んだブレーキを差動させつつパワー入れて下げ舵とって方向舵いっぱい、信地旋回だってしますわよん。
やっぱりピッチコントロールでバックするんですね。エンジン逆転という大技は、メッサーシュミットの三輪車でしたっけ。
前輪式のは低速時はステアリングで回れそうですが(スピードあるとこわそー)、零戦みたいな尾輪式は技がいりそうですねー。ブレーキの効きも悪かったっていうし。
勉強になりました。
ありがとうございましたー。
私は飛行機での移動がすきなのよ。
何とかと煙は高いところが好き、でしょ?
だからかも。
訊きたくても中々聞けないですからねぇ。
それにしても凄い人がいるもんですね。
著者に興味津々です。
好きな割には行動が伴わなくって、自己嫌悪もあったり。好きなのはホントーに好きなんですけどね。
>>銀様
コメント欄充実するのも、濃ゆ〜い皆様のおかげでございます!