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2006年11月16日

ドリキン・土屋圭市氏のこと

 某所で「CARBOY」という懐かしい言葉を聞いて、いろいろな思いがあふれ出ました。

 90年代、まだ20代だった私はRS13を駆り、夜な夜な峠道でタイヤを削る不良ドライバーでした。R32がスカイラインの歴史に奇跡の復活をもたらし、デートにいくならS13、走りに行くなら中古の86とか、そういうのがまだまかり通っていた時代。その頃の私のヒーローはドリフトキングこと土屋圭市氏。長野県最速の男。

 クルマというのは、でかくてがっしりした構築物に収まって、インターフェイスを介して操縦して動かすものだと思っていました。でも彼のドライブを見ると全然違うんです。

 ブレーキを入れたとき、抜いた時。アクセルを入れたとき、抜いた時。ハンドルを切った時。荷重が四つのタイヤにどのように伝わるのか、それがクルマの姿勢にどう影響するのかが大切なのだ、という真実を初めて教わりました。姿勢の変化というのはリニアなもので、言ってみれば、自転車に乗るようにして全身で操るのがクルマなのだ、ということを彼のドライビングに見たような気がします。

 世にたくさんの速いレーサーがいます。でもああいう風にクルマを操ることを楽しめる人ってのはあまりたくさんはいないように思います。当時たった120馬力(あの頃は本当に「たった120PS」と思っていた笑)のNA6ロードスターであれだけ美しくドリフトをする姿、というのには、本当にしびれました。

 R33がデビューした94年だったでしょうか。土屋氏がR33の足回りの開発テストを行った関係で、長野の日産営業所で行われたR33発表展示会に来られました。本物の土屋圭市が来ると聞いて会社の知人と「見に行こう」と出かけましたが、日産近くの路上でR32がいたので、なにげなく抜いてミラーを見ると...。なんと土屋圭市氏ご本人のドライビングでした。

 おい、俺、土屋の前を走ったことがあるんだぜ。
 ルームミラーごしに見たことがあるんだぜ。
 ♪ヘイヘイ♪

 展示会ではR33はR32の前にはひとたまりもないであろう、などと発言してしまい、R33の展示会にもかかわらず、R32の最終在庫への注文が多数出てしまった、などということも懐かしい思い出です。

 その後、私も安全運転野郎になってしまったので、あまりクルマもいじらなくなってしまいましたが、ラリーカーであるデルタに乗る素地、ってのはやっぱりドリキンにあこがれたあの頃に出来ていたような気がします。

 Viva!ドリフトキング!

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posted by delta16v at 07:46 | Comment(12) | TrackBack(0) | クルマ
この記事へのコメント
ドリキン氏と聞いて、飛んで来ました。貴重な当時の証言ありがとう御座います。二つ名の通り、我等がヒーローで有ります。
Posted by BLACKBIRD at 2006年11月16日 17:47
走り屋 ドリフト動画&ゼロヨン 最高速
http://drift04.blog82.fc2.com/blog-entry-18.html
短い動画ですが、エキスは詰まってますな。
Posted by BLACKBIRD at 2006年11月16日 22:58
こんばんは。

やぁ〜(笑)
ビンビンに 琴線触れまくりですっ!
Posted by 銀の蛇蜘蛛 at 2006年11月17日 01:23
コメントありがとうございます。

>BLACKBIRDさん
 やはりドリ好きは当然MT車ですよね!私たちの中では今でもやっぱりドリキンはヒーローですねぇ。

>銀の蛇蜘蛛さん
 CARBOY野郎はブーストアップしてタコイカステッカー貼って、ワンハンドピースサイン直線ドリですっ!

 そろそろ年を考えたい今日この頃。
Posted by delta16v at 2006年11月17日 08:08
神岡ターン
http://www.youtube.com/watch?v=2wrmrwlftMM
神岡ターンとは、リア が流れすぎるのをコントロー
ルするために、スライド中にバックに入れてスライ
ド量をコントロールする超絶テクです。
なかなか実戦で用いられて鮮明にとらえられている
映像は見あたりません。
貴重な映像です。
Posted by BLACKBIRD at 2006年11月25日 19:42
人づてですが、神岡選手ご本人に神岡ターンの真実を聞いてみてもらったことがありますが、ただ笑うだけで、テクについては語ってくれなかったそうです。

普通はミッションが吹き飛びますわね。どうやっているのでしょうか、あれ。
Posted by delta16v at 2006年11月25日 20:33
はじめまして。神岡ターンで検索してきました。

神岡ターンって本当にできるのですか。
走行中にバックギアにあてただけでこわくなります。
Posted by 元CARBOY at 2010年06月26日 16:15
>元CARBOY様
コメントありがとうございます。

私もバックギアにそっと当てただけでガガガガ、と言われてとてもあのままシフトレバーを引く度胸がありません。

なにかこう特殊な改造がしてあるんじゃないかという気もします。シンクロが違うとか。

なんなんでしょうね。実際に普段神岡ターンで峠を攻めている人に話を聞いてみたいです。
Posted by delta16v at 2010年06月28日 18:44
ホイールの回転とビデオカメラのコマ数が合って逆回転に見えただけの何てこと無い動画。バックギアに入れてなんかいない。
この動画を見れば、どういうことか分かる↓
http://www.youtube.com/watch?v=GpdsGEr9rnU

神岡本人は「この場面でギアをバックに入れたのか?」という質問に「はい」とは言っていない。ただし、動画が神業として騒がれているため、面白がって「いいえ」とも言わず、うやむやにしている。とは言え「はい」と言っていない以上、ギアをバックには入れていないと言う事になる。

実際にこの場面でホイール(タイヤ)が逆回転している場合、車の向きと前タイヤの向きを考えると、速度の慣性とタイヤの回転力で車はコーナーの外側に必ず吹き飛ぶ、AWD車ならなおさら。1秒にも満たない時間でバックギアに入れてまた前進ギアに入れるのは物理的に不可能だ。

漫画「ガッデム」で書かれている解説は本人のものではなく、周りの者が動画から想像して書いたものである。
Posted by はるか at 2013年01月03日 04:10
>はるか様
神岡ターンについてコメントありがとうございます。
私も友人が神岡氏に会うと聞いたので、ぜひ真相を聞いてほしいとお願いしましたが、肯定も否定もされなかったようです。

やっぱ無理ですよねえ(笑)。
私もそう思ってました。

やっぱりファンタジーなのかな。それはそれで楽しいので、「そういうこと」にしておきたいと思います。
情報ありがとうございました!
Posted by delta16v at 2013年01月03日 07:31
初めまして。
神岡ターンの検索でたどり着きました。

神岡さんの店のホームページには、神岡ターンを編み出したとの記述がありますね。

出来る出来ないどちらにせよ、凄い方なのは間違い無いですね。
Posted by 大久保 at 2016年07月29日 12:41
それでもやっぱり、出来るできないは気になりますね(笑)

本人に聞きにいきたいー!
Posted by delta16v at 2017年02月14日 12:45
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