
昨日のスクール練習ですが、自分の担当の中学年の練習が終わり、ああ疲れたと思っていたら、ビッグフット氏からお呼びがかかりました。大人に集まってもらって中学生のA/Dの相手をしてほしいとのこと。
うーん、パックするくらいならいいよね。中学生側はタックルしてくるけどU13が多いし、そんなにきつくなさそうだから参加しますよ、とスパイクを履きかえて(小学生の相手はポイント交換式のスパイクはご法度なのである)、とっとこと参加しました。走るだけなら負けないよ。
で、気がつかなかったんですよその時は。中学生チームには体力維持のために参加していた元高校ラガーマン・浪人の雪風がSOで入ってたのです。先生、お願いします!って用心棒かお前。いやただの通りすがりの浪人です。
調子よくちびの中学生をパックしたりとかしていましたが、目の前にいい感じのラックができて、いい感じにコーチチームのSH氏が寄ってるじゃないですか。
や、かっこいいとこもみせないと!とコールしながらショートに入ってパスもらった瞬間に、どこからともなく現れた雪風にタックル食らいました。
あとで秋月に聞いたら、あれニィニは浮かして落した上に、肩から入れてたよね、とのことでどんだけ恨み籠ってんだYO!と思いますが、とにかく雪風に飛ばされたのです。あのぜんそく持ちだった雪風に。ちびすぎて中1なのに小6チームに混ざってた雪風に。月に3回は風邪引いて学校休んでた雪風に(ごめん、しつこいね)。
うぉ、やられた、と後ろにボールだしてすぐに立ち上がったら、今度は雪風のやつ、取ったボールを私の裏に蹴りだして秋月をチェイスに走らせました。また親子で追っかけっこ。後ろから
「秋月、ランなら負けねぇだろ!」
という雪風の声が聞こえる。狙ったのかやっぱおまい。
なんとかギリで私が先にボールに到達して持って振り返ろうとした瞬間、今度は秋月のタックルをくらって、どう!と倒れました。とほほ。息子タックル2連発です。
それにしても俺やっぱ軽すぎるんすかね。スクールの編み笠コーチには
「夢の70kgを超えないととても試合には出せませんな」
とセッキョーされてるんですが、実はいま60kg切るか切らないかくらいです。つーか何の試合だよそれ。
秋月のタックルからもよろよろ立ち上がって一応時間いっぱい走りまわりましたが、終わった後になんか左の脇腹がシクシク痛いの。シクシク。
これはやっちゃったかなあと思ってビッグフット氏に
「肋骨骨折なんてほっとくしかないですよねえ」
と聞くと
「まあ医者行ったってよくわかんねぇとか湿布して安静にしとけしかいいませんからねー」
と笑顔。だよねー。
それでも保険の都合があるので一応お医者には行きました。ひび入ってるように見えますが、よくわかんない。2週間しても痛かったら折れてるって診断書きますよ。今のところ湿布して安静にしといてください、とビッグフット氏の言うとおり。さすが。
まあ男の子を育ててると、父親としてはいつかは自分を倒して踏み越えて行って欲しいと願うものなんですよ。家を出ていく前にはじゃんけんでも卓球でもプロレスでもなんでいいから勝負して父を倒して出ていけ、と教えて育てました。
昨日、その夢がかないました。私を強襲して倒した上に、ちゃんと踏んで行きましたしね。
「ラグビーは何よりも早く少年を大人にする」ってその通りだなー。
男の夢がかなって今は幸せでいっぱいです。いてて。
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肋骨骨折も素敵です。
ファイト!w
息子にあばら折られて喜んでる奴もあまりいないかもしれませんが(笑)
でもあんなのちっちゃかった息子が、あんなタックルができるようになったんだなあ、と思うとやっぱり感無量です。
親馬鹿、極めれり。
いや、その前に60s切るくらいの体重って何かしら?
チチ、食べろー、グラノーラの昼食でなく牛丼辺りてどうかひとつ。
でも、雪風が、親父にタックル。秋月走らせてタックル。良かったです❗
あの連続タックルを受けた貴方はもうラガーマン‼
今度は不惑試合デビュー
>銀様
息子に合法的に骨折られるというのはなかなか得難い経験でしたw
>スフィア様
最近はランと自転車に凝ってるんで、からだは軽ければ軽いほうが具合いいんですよ。もう一息の軽量化!と意気込んでいた折の出来事でした。
グラノーラおいしいよ!
>ビッグフット様
やー、ちょっと脇がしくしくしはじめたんで聞いてみたんです。
「よくわからない」
「シップして」
「安静にするだけ」
と本当に一言一句同じことを医者で言われました。さすが。
雪風と秋月はやっぱり長男と次男だけあって、普段はあまり口きいたり仲良くしたりはしないんですが、同じグラウンドでラグビーやってるときだけはちゃんと声を掛け合って連携します。雪風はうまく秋月を使うし、秋月もプレーヤーとしての雪風にはリスペクトがあるようです。
二人ともラグビーやっててよかったなあ、と心から思います。ありがたや。