「もし、全国で一番ビリだったらどうする?」
と脅かすと、
「えー、小学校を退学になっちゃうのかなぁ。落第して来年も六年生になっちゃうのかなぁ」
などと、変な心配をしていて、おかしー。
ところで私はてっきり、これは雪風たち自身のために行っているテストじゃなくって、教育成果の傾向を調べて、来年以降の教育行政に生かすためのものだと思っていたんですよ。
でも、全国学力・学習状況調査の概要について−文部科学省を見ると、その目的として、
<調査の目的>なんていうことが書いてあります。最後の一行を見ると、生徒本人の教育にもなにか益があるよう。
○国が全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から各地域における児童生徒の学力・学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
○各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
○各学校が各児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てる。
でも昨年の結果発表が10月だったとか聞くと、6年生の卒業寸前になって「ここが弱い」なんてことがわかっても、もはやどうしようもない気がします。タイミングずれの学力分析が何になるか。はっ、ギレン閣下。
まあそれ以前に、傾向の分析などをしても結局「ゆとりはやばい」とかそういうことしかわからんのじゃないかなぁ、とも思いますが。
そういやあれ、丸ごとベネッセに外注なんですってね。ふーん。
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