2015年06月19日

消火弾

消火弾 なんとなく「ファントム無頼」を読み返していたので「消火弾」について書いとく。

 前にも書いたけど、IM-16とか消火弾でだまされた人は多いんですよ。IM-16なんかアホー知恵袋を見るとわざわざ素人さんの戦闘機訓練に関する質問に「訓練の時にはIM-16という模擬弾を使います」とかマジ顔で答えてるにわかがたくさんいますから、ぜひ検索してみて下さいよ。「"IM-16" ペイント」とかのキーワードでぐぐると、ビリーバーが大量に釣れます。

 あー、あと「カートリッジスタートで最新鋭機もあっという間におシャカ」ネタとか、「虫歯大爆発」とか、つい信じちゃうネタたくさんあるなあw

 まあIM-16はさておき、消火弾については私もまるっきり信じてました。

 消火弾とは…

・戦闘機の翼下パイロンに外装される。
・着弾すると回りの火が「シュン…」と消える。
・誘導弾のような複雑でかっこいいカタチしてる。
・リリース時は「カシン」という音がする。

とかそういったところがポインツ。

消火弾 でも空自の航空祭とかいっても全然展示されてない。なんで消火弾を見せないんだろうと不思議に思った私は防衛省(当時は防衛庁)の航空幕僚部にメール打って聞いたんですよ。「消火弾は展示しないんですか」って。たぶん90年代半ばくらいだったと思う。306SQがまだF-4使ってた頃だよ。

 空幕から返事来ましたよ。

「我が航空自衛隊にはおっしゃるような「消火弾」に類する装備は存在しません」

 ショックだったなあ。
 やっぱり新谷師匠のだまし方がうまいんすね。

 あの時の衝撃を今もたまに思い出します。 

posted by delta16v at 08:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 飛行機・ミリタリー
この記事へのコメント
まったく、私もすっかりカートリッジスタートとか、やられまくりでしたよ。
消火弾はやっぱり無かったんですね。(^^;;
開発できたら山林消火とか画期的なんでしょうね。

あ。バルカン砲降ろして座布団詰め込むと、脚庫の脇から出入りできるってほんとに思ってましたよ・・・。

現代版でリニューアルしてほ・・・・ゴニョゴニョゴニョ・・・。
Posted by yas at 2015年06月19日 11:34
>YAS-3さん

虫歯は大爆発だし、納豆で1万メートルへあがるし、アレスターはアスファルトをべきべきめくり上げるしで、さすがの新谷節ですよね。

現代版、どーすんですか。

イーグル無頼?複座だとアグレスのお話になりますなー(wktk)。
Posted by delta16v at 2015年06月19日 18:23
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