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2006年10月08日

レンズのないブラインド・カメラ:時間と空間を入れ替える

 レンズのないブラインド・カメラというのがあるらしい。
もちろん(?)レンズだけでなく、CCDもない。それでも写真が写る(らしい)のだ。

 前出の記事によると、
これでどこがカメラなのかというと、シャッターを切った時間だけを記録して、その瞬間に誰か別の人が撮影した写真をFlickrのようなオンラインフォトサービスから見つけてくるもの。なので「撮影」した瞬間には写りませんが、数分や数十分たつとおなじ時間だけが切り取られた写真が記録されます。
というものらしい。ほー。リンクされている動画も見たけど、アレげなねーちゃんに目を奪われて(笑)、なにがなんだかよくわかんねぇぞ。

 昔、小説を書くのにある実験的なやり方を考えたことがあります。
 一般的に小説というのは時間の流れにそって進むもので、空間的移動はあれど、時間的には普通過去から未来へ語るようになっている。もちろんモザイク状に入れ替えたり崩したりはするし、空間的にも複雑な構成を取ることもままあるわけですが、この発想を切り崩して、「同一時間における空間的広がりを記述する小説」をいうのを考えてみたわけ。どんなものか、わからない人にはわからないかもしれませんが。

 往年のギブスンあたりの構成を読んでいて思いついたのかもしれないけれど、当時としてはちょっと変わった思い付きかなと悦に入ったものでした。実際に書いてもみましたが、結果として大した作品にもなりませんでしたので、まあ、思いつきだけの一発ネタでしたか(笑)。また書いてみようかなぁ。

 このカメラもそれに似ています。シャッターをシュートすると、その同一時刻における別空間の写真が次々に手に入る。通常のカメラが写真を時系列のものとしてシリアルに記録するのとは正反対ですね。

 時間的な経過ではなく、空間的な広がりを感じさせるカメラ。面白いものを考えたものだなあ。

 ところでこのカメラ、ぜんぜん関係ないんですが、「アキラ」に出てくる大佐のレーザーターゲットポインターを思い出してしまいました。ぴっとゴミみたいなレーザーを当てると、しばらくしてずどんと巨大なビームでの衛星軌道砲撃が降ってくるやつ。

 こっちでごにょごにょしていると、まったく関係ないところから、有無を言わせない出力が強制的にアウトプットされてくる雰囲気ってのが読み筋でしょうか。
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