本日予定されていた職場の花見は中止決定。明日予定されている千早の保育園の遠足も開催があやぶまれています。なんとかしてくれー。
ところで首題の「花に嵐」ですが、もともとは、寺山修司の「花に嵐のたとえもあるさ。サヨナラだけが人生さ」ですね。
うちの親父も寺山好きで、ちびっとだけつきあいもあったらしいのですが、わたしは無知なもんで、この「花に嵐」という言葉はずーっと寺山修司オリジナルと思ってました。
以前、永六輔かなんかのラジオを聞いて知ったのですが、あれ、オリジナルは漢詩を井伏鱒二が訳したものだったのですね。
勘酒井伏訳では、
勧君金屈巵
満酌不須辞
花發多風雨
人生足別離
この杯を受けてくれなるほどー。さすがは井伏先生。
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
でもこれを
花に嵐のたとえもあるさと紹介した寺山の言葉使い師としてのセンスのよさは、称賛に値すると思います。
サヨナラだけが人生さ
かっこいいなぁ。
かなり時期はずれのコメントで申し訳ありません。
「花に嵐〜」の正確訳?を探してて
こちらに辿り着きました。
寺山修司はかっこよすぎです。
お邪魔しました。
コメントありがとうございます。
井伏先生の訳もなかなか味わい深いですが、寺山修二のカッコよさは特筆ものですね。最近ではこういう言葉の使い方のうまい人というのが見当たらなくて、悲しいことです。