「聖火って消しちゃってもいいのかなぁ」
とかぽわわんと考えていましたが、そういや長野でもやるんじゃないですか、聖火リレー。
先日、善光寺の表参道を散歩した折に、この旗をみつけて、おやおやと思っていたのでした。
その時は、
「さすが、Lenovoですなぁ(謎)」
とかそういう全然関係ない感想を持っていたのですが。
聖火リレー警備、県警が対策室・長野
長野県警は8日、チベット問題をめぐって、北京五輪の聖火リレーへの妨害行為が各国で相次いでいるのに伴い、26日に長野市内で予定されているリレーに備えた警備対策室を設置した。
長野市の鷲沢正一市長は8日の定例記者会見で「次のルート地の韓国に無事つないで行けるよう万全の態勢で臨む」と述べた。現時点でルートは変更しないとしている。26日、善光寺を起点とした18.5キロのコースを80人がリレーする。〔共同〕(01:05)
ううむ。土曜日は雪風と秋月のピアノがあるからあの辺混雑してほしくないんですが、それはさておき。
開催国が国威発揚の場として、政治的に利用している以上、五輪のスポーツマンシップと政治がデカップリングである、という中国の主張は少々都合が良いようですし、そう思うと同様の見解を打ち出している日本運動業界(?)にも一抹の割り切れなさを感じてしまいます。
どっちが正しいのかなぁ。モスクワ五輪ボイコットをリアルタイムで見た世代としては、子供にどう説明しようか悩んでしまうわけですが。
サルコジ大統領の「開会式不参加(でも五輪には参加)」という中国のメンツをつぶしつつ、実は取るという微妙な駆け引きは、その結果の良し悪しはともかく外交を主導的に動かすという極めて欧州的な政治主導意識の強さを感じさせます。
それにしても日本政府は相変わらず、なんにも言わないのね。
コメントで指摘されて、気になって調べてみましたら、ベルリンオリンピック - Wikipediaによると、1936年のベルリンが初の聖火リレーなんですってね。
初の聖火リレー意外と歴史の浅いものだったのだなぁ。国威発揚五輪が発祥ってことか。
この大会において、宣伝効果を高めることを目的に古代オリンピックの発祥地であるオリンピアで五輪の火を採火し、たいまつで開会式のメインスタジアムまで運ぶ「聖火リレー」が初めて実施された。
聖火リレーのコースは、ギリシャのオリンピアを出発して、ブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキアを経由し、ドイツ国内へ[1]。うわ、険呑。
なお、ドイツ政府は聖火リレーのルート調査のためにルート途上の各国の道路事情を綿密に調査したが、1939年に勃発した第二次世界大戦においてドイツ軍がこの調査結果を活用したという逸話が残っている。
ところで、よその国はニューヨークとかパリとかロンドンとかの首都でやっているのに、なんで日本は東京じゃなくて長野なんでしょう。オーストラリアだってオリンピック開催地のシドニーではなくメルボルンだったのに。五輪開催地に立候補している東京の方が適任だったのではないかなぁとも思います。
やはり石原都知事が嫌がったのかと勘ぐり。
私も「消しちゃえばいいのに派」なんです。
今回の騒ぎも、いい、悪いがよくわかりません。たとえは悪いかもしれませんが、ベルリンオリンピックを盛り上げて、独国の国威を発揚させちゃった参加国って、いま振り返るとどうだったのだろう、とか思ってしまうのです。
いや、中国を独国と同列視しているわけではないですが、国際政治と五輪の関わりあいってことでね。
うーん。
なんだかリュックの下に消火器を背負った人が「この辺でいいかな」などと言いながら、近所を歩いているなんて妙な情報まであり、何が何だかわからない状態です。
一体あしたは何が起こるのでしょうか。
午前中は善光寺にストーキングしてみたのですが、裏を固めていた埼玉県警に阻止されてしまい(嘘)。
ヘリコが三機も聖火上空を守ってましたよ。シュペルピューマらしき機影も見えましたが、ちょっと遠めで詳細不明でした。