2008年04月06日

MM9

書評で評判もいいようなので、MM9、読んでみました。山本弘氏というと、例の「と学会」の方ですね。SF作家が本業なのです。

 私が読んだ書評では「怪獣が実際に出現した状況を現実的にシミュレート」みたいな惹句だったんですよ。へー、山本弘がそんなん書いたんだ、と手に取ってみたわけです。

 ぜんぜん違うよ。その評者、どこ読んだんだよ(笑)。たぶん公務員として描かれている主人公のスタンスだけ見て、そう評したんだと思うけど、ちょっとひどすぎ。

 基本的にパロディと「と学会」的ヨタ話(おっとこいつは褒め言葉だぜ)です。面白いじゃん。最後はやっぱし「うわ、やっぱそーだったのね」と笑わされました。

 「トンデモ」さんというのは基本的にビリーバー。ですから周りからは困ったチャンであるとか、ヒカガク的であるとかそういう批難を浴びるわけですけれども、これがフィクションのライターということになれば、これほどイマジネーション豊富な人々もないわけです。実際は偏りすぎだから使いものにはならないのだろうけど、その発想の数々は集めれば楽しいお話のもとになりうるわけです。なるほどなー。

 作中でもっともらしく語られている蘊蓄の、どこまでが実際の資料だか、わかったものではありませんぞ。
posted by delta16v at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌
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