
で、「世界の駄っ作機」といえば、軍事評論家の岡部いさく氏がわざわざ岡部ださくのペンネームを使ってモデルグラフィックス誌で行っている連載です。
更にこの「蛇の目...」はモデルグラフィックスの姉妹誌である飛行機模型専門誌・スケールアヴィエーション誌に連載していた「とっても蛇の目なコイだから」という意味不明な連載をまとめたものです。ああ複雑。
模型やるひとには「蛇の目」といえばラウンデル、英国の国章であることはすぐにわかりますが、一般人にはどうなんでしょう。要するに英国の変なヒコーキを愛情を込めてこき下ろすという実に楽しいコラムなのです。
岡部氏、私なんかよりも年上だと思うのですが、P17Aの解説で、「これはもう土台というかドダイ」だとか、「当たらなければどうということはない」などと、実にわかりやい言辞が連発で、つい笑ってしまいます。押井守氏なんかからも映画の軍事監修をやって欲しいとラブコール貰ってましたが、わかるなぁ。
「駄っ作機」の番外扱いですが、本来英国機をまとめていただけなので、表紙にはスピットが載っていたりします。スピットは駄作じゃないので誤解なきよう(トーネードはちょっとビミョー)。
表紙の佐竹政夫(もともと本家の「世界の傑作機」シリーズの表紙を書いている人)もノリノリだなぁ。カバーをはいだら、そこにもライトニングがいました。
ああ、面白い。
そういやライトニングの増槽って、主翼の「上」についてて、不思議だったんですが、あれ主脚が邪魔で翼下にハードポイントがつかないんですね。ぜってー不便だと思ってました。ライトニング、「エリア」じゃエスケープキラーの黒人三人組が乗ってましたね。新谷かおるも蛇の目愛だなー(笑