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2005年04月25日

最後のマイク・インディア

ロック岩崎 あれから数日経ちましたが、まだ自分の中では納得できない気持ちでいっぱいです。ついJWings立ち読みして本屋でじわっと来ちまったり、もうたまりません。

 ロックなら、墜落しても残骸の中から出てくるとか、なにかこう空で死ぬというイメージがまったくない人でした。昔から「ファントム無頼」の神田二尉のモデルじゃないか、とはよく言われていましたが、神田が絶対に死ななさそうなのと通じる思いを持って見ていました。

 http://www.airock.co.jpも止まったままですし、何か新しい情報が入っているわけでもありません。
 事故についてはエンジン停止後の再始動に失敗とか、ループの失敗などいろいろと取りざたされているようです。パイロットミスなのかどうなのかというところが気になる人も多いようですが、私にははっきり言ってどうでもいいことです。

 ただひとつ確実なのはロック岩崎というパイロットの飛ぶ姿を見ることはない、ということだけです。あれだけ飛行に通じた人でも、還れない空がある、ということなんですね。

 さよならロック。
 夢はかなえるためにあると、あなたに教わりました。
posted by delta16v at 07:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 飛行機・ミリタリー
この記事へのコメント
1度見に行きました。アクロバット飛行。
どこだっけ?
飛行機は好きなんですが、マニアほどじゃないモンで忘れましたが、
旦那が岩崎さんの事故を大騒ぎしてました。

私もむかしむかし、現実に直面しない幼い頃、
アクロバットのできるパイロットになりたいなあ、などと漠然と思ったものです。
ロボットアニメ全盛期に育ったせいかもしれませんが・・・。

「事故の原因なんかどうでもいい」

わかるような気がします。

F1のセナが死んだときの虚無感と同じような・・・。

でも、また、彼を追って、
夢を与えるパイロットが生まれてくれることを祈ってます。
アクロバットの夢、次の世代へ引き継ぐことこそが、
彼の本願なんじゃないかと・・・。
Posted by 魔女っ子おばば at 2005年07月01日 13:39
コメントありがとうございます。

>魔女っ子さん
おばばさん、なんて書いていいんでしょか、ということで魔女っ子さんへ。

マイク・インディアというのはMission Incomplete(ミッションインコンプリート)の略で、任務失敗の頭文字をコード読みしたものです。

無事に帰ってくる。これがパイロットの(ひいては人としての)最大にして最後の「任務」だと思います。

「戦闘妖精・雪風」という小説があります。「必ず還れ」という任務を前提として稼動するAIのおはなしです。人生に響くほど感動してしまったので、長男を「雪風」と命名したのですが...

ロックでも還れない空がある、とは空の恐ろしさ、人が空を飛ぶことの難しさを改めて痛感しました。
Posted by delta16v at 2005年07月02日 08:21
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