
冒頭のデリーで動けなくなる件、覚えがあります。若い頃、何をすればいいのか、自分が何者になれる人間なのか。とにかくみーんなほっぽって無為に過ごしてしまった日々。
はたと周りを見れば、そのまま堕ちていった人もいるし(おいおい)、立派に生きている人もいる。どうやってその沼から抜け出したのか、果たして抜け出すことがよかったのか。
私の場合はたまたま父の死によって、限りなく現実的な世界にいやおうなく引き戻されたわけですけれども、当時のなにか夢のようだった生活を思い出すときもあります。
あのまま生きていたら、と想像することは恐ろしくもありますが、ここから抜け出そう!と思って旅立つ心は大切ですよねー。
そーか、猿岩石が香港からロンドンを目指すのは、これが下敷きだったわけやね、と今頃ひざを叩く間抜け者。