
もともとは頭のいい某高校のラグビー班なんです。雪風は別の学校なんだけれど、合同ということで一緒にラグビーをさせてもらっていました。いちおう高体連には加盟しているから、それでも公式戦には出られるんですよ。
で、もとの頭のいい某高校のラグビー班員も人員減少の一途をたどり、ついに雪風の学年の2名だけになってしまいました。マンツーですよ。
たった二人でラグビーの練習なんかできるのかYO!と思いますがやったそうです。とにかく良く走りました。山のふもとなんで、登る坂道には困らないです。山の中走っていたら畑仕事してるばーちゃんに、よくこんなとこまで上がってきたな、とリンゴもらって両手で持って走って帰ってきたこともあったそうです。
試合ではもっと遠くの学校と合同を組むので、一生懸命やってもやっぱりほとんど勝てませんでしたが、本人は楽しそうにやっているので、まあいいかなと思って見ていました。
ウェイトも結構頑張ってたんですよ。
最後はベンチプレスも70kgだか80kgだか上がったとかいうところまでやったのかな。
保育園や小学校の頃、ひ弱でインドア少年だった雪風が嘘のようです。

つーか、3年になってこれから部員もいなくなるし、いよいよ滅亡ですなあ、と嘆いていたときに2名の一年生が入部してくれたんです。助かった!部活の火が消えなくてよかったです。後輩がいないと追い出しもやってもらえなかったはずなんだし。
雪風のほうは自分の学校としては公式の部員一人だけの部活だったので、雪風の卒業と同時に廃部扱いになったのですが、まあそっちはしかたないな。もともと女子高だった高校で今でも男子自体が少なく、運動部とか、ましてやラグビーやるやつなんかいやしないんだよね(いや、スクールの後輩が二人いるはずw)。

高校ラガーマンが必ず通る「引退時期問題」を春先引退にしてしまったため、「合同の花園」といわれる全国大会のセレクションもオミソで参加しました。二人とも実力はないわけじゃないのかもしれないけれど、それを存分に発揮する場はあまりなかったかもしれません。
でもまあいいや。
高校ラグビーは雪風の一生の記憶に残る部活になったと思います。
ラグビーはヘボでも、本人が一生懸命やったんだから、わたしはほめてやりたいと思います。
君たちの努力は、先生と親たちはちゃんと知ってるよ。
雪風、おつかれさま。
大きな怪我がなくてよかったね。
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