
見たことない人はクロサワがミフネを撮ってるってんで、重厚な演技を想像するらしいですが、もうこの桑畑三十郎は軽口の嵐。
「おい棺桶屋、棺桶二つ、いや三つだ!」
とかね。語り口がすごく面白いんですよ。
棺桶に隠れて、その棺桶を敵に担がせたり、子供たちはもう爆笑です。そんくらい楽しい映画なのよ。

ミフネの方は世界的な大スターで、当時スターウォーズなんて海のものとも山のものともという時代でしたから、三船は断ったらしいですが、もしオファーを受けていたらさぞや勇壮なオビ・ワンになったであろうなあ、なんて空想してしまいます。
タスケンレイダー20人くらい、「おい、斬られりゃいてぇぞ!」と一瞬でずんばらりと両断ですよ。
見たかったなあ。
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