
初日、20日の午後、宿へ撤収しようとすると大変な渋滞に巻き込まれました。菅平も時間によっては信号のあたりが結構混むこともありますが、見たことがないような渋滞。気がつけばずっと救急車のサイレンが聞こえます。
なんなんだろう。事故があったのかなと心配しながら宿につきましたら、みんな玄関の前で思案顔になっています。
なにやら食中毒のような症状の患者が大量に発生している様子。話ではグラウンドで倒れている子供までいたとか。
ノロなどのウィルス性のものなら感染するかも、と本館のお風呂は使わないことにし、別館で大人しくこもっていることにしました。なにしろ情報がなくてその時点では何が最善の策か、よくわからない状態でした。
夜になるとあちこちからニュースが入り、食中毒患者が150人とか300人とか恐ろしい話です。
少年サッカーや高校ラグビーの全国大会で300人以上が腹痛や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた上田市の菅平高原。20日午後から何台もの救急車のサイレンが鳴り響き、近くの医療機関には次々と子どもたちが運ばれた。その後の報道で、ある仕出し屋さんのお弁当を食べた人たちが食中毒になったとのことを聞きました。長野の子供たちは地元ですのでみんなお昼は自前のお弁当だったので助かったようです。その他、たまたまメニューが希望に合わず弁当を変えたラグビースクールは助かったとか、そういう話でした。
近くの菅平高原クリニックでは、医師らが患者の対応に追われ、同クリニックが入る「菅平高原国際リゾートセンター」では、廊下に横たわる人もいた。患者数が多いため、患者は市内外の医療機関に近くの旅館のマイクロバスなども使って搬送された。
7人制ラグビーの全国大会に出場中の黒沢尻北高(岩手県)は、選手8人とコーチ1人が腹痛や嘔吐(おうと)の症状を訴えた。
同校によると、20日正午過ぎに滞在先の市内のホテルで、業者から運ばれてきた弁当を食べ、午後3時半過ぎ、選手たちが次々と体調を崩した。弁当には鶏のそぼろ、鶏肉の照り焼き、漬物などが入っていた。小田島(こだしま)康人監督(39)は「選手たちの体調が心配だ」と心配そうに話した。
遠くから菅平でのラグビーを楽しみにしてきた子供たちの気持ちを思うと、胸がふさがる思いです。
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
なにとぞみんな早く良くなっていますように。
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